自動車税の税額と税収の使途
自動車税の税額は、全体で年額約9兆円、日本の国租税総収入の約1割を占めています。
では、車体に対する具体的な課税額の試算を見てみましょう。
例えば、自家用乗用車を1台、平均使用年数とされている10年間使用したとすると、合計で約138万円、1年当たり約14万円の税負担が発生しているということがいえます。
そしてこのことから、1970年以降の自動車関連税の世帯あたりの家計収入に占める負担率は、所得の増加に伴って西暦2000年までには大きく減少しています。
これらをまた分類してみると、車体課税は当時の46%程度に、そして走行段階課税は22%程度にまで減少しています。
このように車体課税は燃料課税ほどには負担が減少しているわけではないのです。自動車税収は、約9兆円のうちの約6兆円が「道路特定財源」として道路整備のために使用されています。
そして地方ではそれに一般財源も多く投入されており、全ての道路投資額の約40%を占めています。
道路特定財源制度は、日本の遅れた道路整備を進めてゆくために、海外の事例を参考にして導入され、日本のモータリゼーションの進展と共に様々な税が創設、拡充されてきたわけです。