日本の自動車税制の特徴
日本の自動車関連税制には、戦後急激に増加した自動車による道路の需要を満たすために、多くの税目を設けてその税率を徐々に上げてきた結果できあがったもので、その結果欧米やアジア諸国と比較するといくつかの特徴がみられます。
徴収面での特徴としては、欧州諸国と比較して取得・保有段階での負担が、走行段階のものと比べて低い点、税目が多く納税者にとって税目の趣旨が分かりづらい点、欧州諸国でみられる、環境税などといった直接的に地球温暖化防止をはかるための税目がなく、間接的にそういった趣旨の課税がされている点があります。
次に、支出面での特徴として、欧米では、自動車関連税は道路整備だけに用いられているわけではありませんが、日本では、自動車関連税から徴収されている税金の大部分が道路整備に用いられている点などがあります。
これらの特徴は、前述のように我が国のモータリゼーションが戦後急激な到来を迎えたことに尽きるのですが、自国で生産された自動車が増加していった欧米との歴史的な背景も大きく関わってきたものとの考え方もできるのでしょう。

