アジアの自動車税
アジア諸国の自動車税の税額を、取得・保有・走行の3段階に区分し、標準的な小型乗用車を対象にして比較すると、取得段階については、フィリピンの場合、自動車産業が部品の生産、組み立てに特化しているためか、税率が低くなっています。
また、フィリピンの物品税では、ガソリン車よりもディーゼル車の方が割安な税率となっています。
インドネシア、タイではインボイス方式のEC型付加価値課税が導入されています。
マレーシアの場合、付加価値税ではなく販売税と設定されています。
保有段階では、道路税、登録更新料がありますが、取得段階に比べ税率は低く設定しています。
フィリピンでは、自家用車は一般に車齢が古いほど税額が低下し、さらに車検料も定額になっています。
タイでも登録税は車が古いほど減額されています。
これらの課税方法は車齢が長いほど汚染物質の排出は多くなるので、環境面から考えると逆行していると言えるでしょう。
マレーシアでは天然ガス燃料車の導入推進国のため、天然ガス自動車に対してはいくつかの優遇策が用意されています。
走行段階では、ASEAN諸国の税額は日本や欧米よりも低くなっています。
これは、マレーシアやインドネシアが原油の生産国であるために税金が安くなっているからであると考えられます。
特にインドネシアでは、燃料に補助金が設けられているという特徴があります。