車体の解体とリサイクル
廃車処分の段階において、永久抹消手続きや一時抹消手続き後の解体届け提出の際、解体作業自体は解体許可を得ている専門の業者に依頼することになります。
その時、単に自動車が使用できない状態に適正に処分されたかどうかだけではなく、自動車リサイクル法に準じて、環境に配慮した条件をクリアした処分がなされたかどうかもチェックされるようになりました。
つまり、車を処分する手続きには、環境に優しい方法で解体がなされ、再利用すべきものが適切に分別されたかという視点も、抹消手続きや解体届けの重要な基準になっている、ということです。
具体的に、自動車解体と環境保全は、次のようなシステムで深く関わっています。
まず、業者に解体を依頼したら、かならずリサイクル料金を支払わなければならないことになっています。
これは、言ってみれば、電化製品を処分したり買い換えたりする際に必要なお金と同じものだと考えればよいでしょう。
その費用で、専門の業者が適切に廃棄物の処理を行うというわけです。
中古部品として利用できるパーツを回収したり、エアバッグの処理などがこれに当たります。
また、車を引き取った業者は、次にフロンガス回収業者に処理を依頼します。
フロンガスが処理されると、粉砕業者へ車体が渡って、最終的には、「自動車リサイクルセンター」に、適切な処理が終了したことが報告されて、「解体報告記録日」(その車体がリサイクル法に基づいてきちんと処理された日付)が、引き取り業者に連絡されます。
この段階で、どの車が、どの業者を経由して、いつ、適正なリサイクルの条件の上で処分されたかがリストアップされる、というわけです。
なお、この「解体報告記録日」はあ、手続きの際に必要ですから忘れないようにしておいてください。